[面接質問]
多文化共生とは何でしょうか。

学習コーチより

県内外国人居住者の増加に伴い外国人児童生徒も増加しています。そのような中、日本語の習得が不十分な児童生徒への支援が学校教育の課題の一つになっています。
多文化共生の観点に立った外国人支援策を各地方自治体が推進しています。多文化共生の理念とは、国籍や民族の異なる人々が、互いの文化的違いを認め合い、対等な関係でそれぞれの能力を発揮しながら共に生きることです。
日本語の習得が不十分なことは、その児童生徒の学力向上に影響するばかりか、不登校や問題行動等の誘因になる可能性もあります。学校は、多文化共生の観点に立ち、保護者との連絡を密にするとともに、行政や民間団体と連携しながら、外国人児童生徒等への日本語学習支援を進める必要があります。
各市町村では独自の支援体制を構築するよう努めていますが、言語の種類などによっては、市町村の支援体制だけでは対応できない場合も生じます。そこで、各地方自治体では、外国人児童生徒等への教育支援事業を実施しています。
まずは市町村の支援体制(行政支援や民間ボランティア支援)をよく理解し、相談していくとともに、県の支援策にも留意し、必要に応じた活用を図ることが必要です。