[教採面接質問]
・不登校の定義を述べて下さい。
・小中の不登校児の人数は把握していますか。
・中学校の1クラスあたりの不登校者数は何人にあたりますか。
・不登校の児童・生徒へどう指導しますか。

学習コーチより

不登校者数は小・中学校で12万超
高等学校で5万超
中学校においては37人に1人ということで、
1クラスに1人の割合になっています。

不登校とは
何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、
児童・生徒が登校しない、あるいはしたくとも出来ない状況にあること。
ただし、病気や経済的理由による者を除くことをいいます。
また、
不登校児童・生徒とは
年度間に連続又は断続して30日以上欠席した児童・生徒のうち、
不登校を理由とする者のことです。

不登校は小学校1年生から確認され、
学年が上がるに連れて増加していきます。
小学校5年時
そして
中学校にあがった後に急激に増えています。
これが俗に言われる「中1ギャップ」です。

※小6が約8,500人→中1が約24,000人

不登校の解決の目的は
児童・生徒の社会的自立のための支援をすることです。

児童・生徒が不登校にならないためには、
いじめなどが起きない安心して通うことができる学級づくりを実現すること。
魅力があり、一人ひとりが活躍でき、
お互いに認め合う支持的風土に満ち溢れた安心・安全の学級づくりが必要です。

そのためには
授業時間のみならず、
休み時間や登下校時間、
学校行事や校外活動を含めた教育活動全体をとおして
児童生徒に対してきめ細かく、
柔軟な個別的・具体的対応が必要になります。

なお、
不登校の問題は
「心の問題」としてだけでなく、
「進路の問題」として捉えて、
本人の進路形成に見合った指導、相談、学習支援などの対応が必要です。