[面接質問]
習熟度指導を具体的にどう進めていきますか。

学習コーチより

児童生徒、保護者の理解を得て、
個に応じた指導の充実を図ることが大切です。

理解の早い子も理解の遅い子も、
自分に合った問題を取り組むことができるので、
習熟度指導は効果を発揮します。

習熟度指導を進めるにあたって、
学年で子どもたちに選択させる習熟度別クラスなど
子どもたちが自分で習熟の程度を判断できるようにして、
学習に自主的・積極的に取り組むようにさせます。

その際の注意点として、
子どもたちに優越感や劣等感を持たないようにすることが大切です。
そのために、
学習の進度に応じて小テストを実施したり、
学習の進み具合によってクラスを変更したりなど、
弾力的に行うことが必要です。

なお
一斉指導でも机間指導をうまく活用すれば、
個に応じた指導を行うことが出来ます。
単元の内容によって、
一斉指導ではなく習熟度別指導を活用するのがよいと思います。

また学習支援員が配当されている場合は
学年をいくつかに分けて、
よりきめ細やかな指導を行うこともできます。

習熟度別指導の効果は
習熟の程度が同じような子どもたちが一緒に学ぶことで、
自分たちで課題を解決する方法を考え、発見でき、課題解決の喜びを味わえます。

ただし注意する点として、
習熟度別指導を取り入れる際には、
保護者会などで、しっかりと説明して、
保護者の理解・協力を得ることが必要です。